2018年5月6日日曜日

福崎妖怪巡り

 4日に帰省した長男と次男と3人で、妖怪で町おこしをしている福崎町へ行ってきました。福崎町は民俗学者 柳田國男生誕の地で、柳田の著書『故郷七十年』に河童のガタロがでてくることから、辻川山公園の池から出てくる河童の像を設置し、その後妖怪造形コンテストを開催。コンテストの優秀作品を大きな像にして池のほとりに配置しました。そばには小屋から空中を飛んで出てくる天狗もいます。

 この春には市内の9か所に妖怪ベンチを設置。マップを片手に妖怪巡りができるようになりました。

 福崎駅を出ると将棋を指す河童がお出迎え。

  
 時折雨がぱらつく肌寒い一日でしたが、妖怪ベンチを巡って歩きました。個性的で楽しい妖怪たちに出会いました。



  辻川山公園の河童の河次郎(がじろう)は子河童たちと池の中からざばーっと出てきます。河太郎(がたろう)は陸に上がって皿が乾き、池のほとりで固まってしまいました。




 近くには柳田國男の生家が移築されています。


 柳田國男は『遠野物語』で幽霊にまつわる話をたくさん集めていますが、東日本大震災の後注目され、私も読みました。

 大庄屋三木家住宅も一部公開されていました。大名が訪れたり裁判が開かれたりしたという表と、当主家族の居住部分、使用人の働く区域がはっきりと分かれていて興味深かったです。非常時用の大変大きなかまどもありました。



 よく歩いて楽しい一日でした。

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