2020年9月21日月曜日

天空の城・竹田城跡へ

  「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものです。朝晩は一枚羽織るものが欲しくなる気候になりました。日中も日差しを避ければさらりと爽やかでいい気持ちです。

 昨日は和田山のお墓参りに行ってきました。85歳の父と83歳の叔母が宝塚から来て、私と次男は播但線で行きました。

 私は日々不特定多数の人が出入りする職場で相談業務をしており、もし父にコロナをうつしたら大変と実家に帰るのを控えています。お墓参りで外で会うならあまり心配いらないだろうと思いました。

 私たちの方が先に着いて掃除をしているところに、父と叔母がえっちらおっちら歩いてきました。二人とも年相応に老いてきていますが、4時間もかけてお墓参りに来る元気はまだあるのが幸いです。特急を使えばもう少し楽なのに、頑固にローカル線に乗ってきます。

 父と会うのは2月以来。叔母とは昨年12月以来です。ゆっくり話もしたいのですが、一緒に食事をするリスクを考えると今はちょっと無理かなと思います。父は来年数えで88歳、米寿です。その頃には叔母や妹たちの家族や我が家の子どもたちも一緒にお祝いができたらと願っています。

 そんなわけで、父と叔母の顔を見てお墓参りもそこそこに、私と次男は竹田城跡へ向かいました。

 この時期の竹田城跡は雲海が見られることで有名です。雲海に浮かぶ山頂の石垣は写真でも知られていて、その姿が「天空の城」と言われ、また日本のマチュピチュなどとも称されています。

 和田山からはJR播但線で一駅。まずは腹ごしらえをと、前もって調べていた駅裏の蕎麦屋「伊とう」へ。手打ちにこだわった蕎麦でメニューもいろいろありました。私は城の里そばをいただきました。山菜やシイタケの含め煮やつくだ煮などがたっぷり載っていました。麺は手打ちらしいふんわりとした食感が美味しかったです。



 腹ごしらえをした後、天空の城情報館で予習をし、いざ竹田城跡を目指します。

 竹田城跡は標高353.7mの山頂に位置し、駅前からでる天空バスで上り降車後徒歩20分、または駅の北側からの3本の登山道を登るしかありません。車の場合も駐車場から徒歩40分歩くかバスを使います。なかなか上ることができない秘境感も竹田城跡の魅力です。

 足腰のしっかりしているうちでないと行けないと思い、今回駅裏登山道を登って行くことにしました。








 登山道は0.9km、所要時間40分ですが、なかなか大変でした。とにかくひたすら登りで、汗がだらだら出てぜいぜいはあはあ、日ごろの運動不足が身に沁みました。でも、山頂に開ける景色は本当に素晴らしく、風が気持ち良くて頑張った甲斐があったと思いました。

 実は36年前に一度行っていますが、その時はほとんど訪れる人もいない静かな城跡で、今のようにマイカー規制もしていないので間近まで車で上がりました。城跡は全く手が入っておらず、順路もなくどこでも自由に見学できる状態でした。

 今は本当にたくさんの人が見学に訪れており、ガイドの方もいらっしゃって説明を聞くことができます。写真で見るような雲海は年に20日ほどしか出ないという事で、シャッターチャンスを狙ってもなかなか巡り合えないのかもしれません。

 ちなみに雲海に浮かぶ竹田城跡の写真は向かいの立雲峡から撮ります。立雲峡には桜が植えられていて、春には竹田城跡から見る桜が美しいそうです。

2020年9月13日日曜日

ストリートピアノ

 

 

 初めての夏季休暇もあと残り1日となってしまいました。

 土日と絡めて5連休なので、日頃できないことができたらいいなぁ…と思っていました。

 例えば写真の整理。子どもたちの小さい頃からの写真を箱に詰め込んで放置してあります。それをちゃんと見られるようにしたいとずっと思っています。

 例えば、書庫の本(絵本と児童書、私の愛蔵の詩集や漫画)を綺麗にすること。そもそもリフォーム前に本棚にはネズミが走り回り、紙魚がついてわやくちゃになっていました。リフォーム時に時間がなくてとりあえず箱に詰め、リフォームが終わってからはやはり時間がなくて書庫に並べてしまいました。汚れたカバーやほこりの積もった天を綺麗にして、安心して手に取れるようにしたいのです。

 例えばマスク作り。今や手作りマスクは日々の必需品となっています。妹の店のマスクと自分で縫ったマスクを毎日使っていますが、増産しなければと思って素敵な生地も買ってあります。ミシンがないので手縫いでチクチク…。これもまとまった時間が必要です。

 例えばiphoneの写真をパソコンに移すこと。端末のデータ量が少ない機種なので、写真がいっぱいになって来ました。一度作業をしたときに三分の一ほど移行したところでエラーとなって作業が中断してしまいました。その作業をやり終えて端末の写真を消去したいのです。

 そんな野望を抱いて、5連休もあれば何でもできるような気さえしていましたが、普段の休日以上のことはできなかったという現実です。

 朝寝坊もせず、夜更かしもせず、洗濯、掃除、買い物をし、ちょっと手間のかかる料理に挑戦したりし、通院し、昼寝をし、手話の勉強(宿題と予習)をし、ビールを飲む。えっ、それだけ?

 お休みだからこそできたことは、久しぶりに手話サークルに行ったことぐらいです。サークルに参加し、長年携わっているサークル機関紙の整理をしてきました。
 去年サークルの周年行事でサークルの歴史をまとめた時に、これまでの機関誌をひっくり返して参考にしました。それは1年ごとにファイルにしていて、20年以上分がバラバラになっているので、目的の記事を探すのがとても大変でした。
 周年行事が終わってから、機関誌のファイリングをやり直そうと思い、ファイルやインデックスを用意していました。それを持参し、ようやく一年がかりで整理をして来たという訳です。

 昨日、通院の後で神戸の街を歩いていると、迫力あるピアノの演奏が聞こえてきました。三井住友銀行神戸営業部の玄関ホール(外)にストリートピアノがあり、年配の男性が弾いておられたのです。
 情感豊かで素晴らしい演奏でした。プロのピアニストだったのかもしれません。時間があれば最後まで聴いて喝采を送りたかったのですが、後ろ髪を引かれながら先へ急ぎました。

 夏の終わりに出逢った街角の音楽。これこそが夏季休暇の贈り物だったのかもしれません。

2020年9月10日木曜日

初めての夏季休暇


 今の仕事に就いて10年目です。1年更新の非常勤で、最初は残業手当もつかずボーナスもありませんでした。

 今の安倍内閣が7年8か月の間に変えてしまったほとんどのことには反対ですが、働き方改革のお陰で待遇がずいぶん改善されました。

 非常勤の賃金単価が上がったり(私は据え置きになっています)、残業手当がつくようになったり(残業はしないようにと言われています)、ボーナスが出るようになり、支給割合も徐々に良くなったりしました。

 そして今年度からは連続3日間の夏季休暇が取得できるようになりました。

 普段の有給休暇もほとんど取っていない状況ですが、夏季休暇は必ず取らなければならないので、堂々と休める貴重な機会です。

 本当だったらこんなチャンスに妹と旅行に行ったり、奈良に行ったり、実家の父の顔を見に行ったりしたかったのですが、コロナのためにそうもいきません。

 これまでしたくても時間がなくてできなかった写真の整理でもしようかと思っています。

2020年9月6日日曜日

勉強の9月

 昨年度、手話通訳者養成講座Ⅰを受講し、手話通訳者全国統一試験を受けました。試験には合格しましたが、今年度は手話通訳者養成講座Ⅱを受講しています。

 毎週火曜日の夜に講座に通うため、予習や宿題に追われて一週間があっという間です。そして今月は、市の手話奉仕員登録者の現任研修が水曜日の夜に3回あります。火、水と続けて夜に勉強に行くのはかなり負担です。自分でも頭が回ってないなと思います。

 ただ、去年は講座を受けながら試験勉強もしたし、手話サークルの周年行事の準備もしていたことを思えば、今年はまだ何とかやっていけそうな気もします。