2020年3月29日日曜日

桜が咲き始めました




 金曜日、雨の降る中桜が咲き始めています。

 不要不急の外出を控え、花見の宴は禁止という中でも、桜はちゃんと咲きます。地元の桜を静かに愛でるのも良いものです。

 妹たちが、築50年を超えて傷みが激しい実家を建て替える相談を始めました。85歳になる父はこの頃腰が痛むそうで、この先長く自立した生活を送るためにはバリアフリーの住まいの方が良いでしょう。そして同居の妹が1人になっても住み続けられる家に。私も大賛成です。

 まず今の家の父のガラクタ類を整理しなければなりません。「何かに使えるかも」と落ちている物でも拾ってくる父なので、家にも庭にも物置にもありとあらゆるものが置いてあります。それがとにかく大仕事です。

 5年前のリフォーム時に我が家も相当なありさまだったので、家一軒片付ける大変さは骨身にしみています。腰の痛い父は何もしなさそうだし、妹たちは仕事があります。私もできるだけの手助けはしたいと思っています。



  こんな手作りマスクを買いました。妹たちの店でも手作りマスクを作って売っています。柄が派手で服装に合いそうになかったのでよそで買ってしまい、怒られました(苦笑) 白いのがあれば仕事でも使えそうです。

 コロナウイルスのせいで通院で神戸に行く回数も減らしているので、好きな桜餅が買えません。ようやくたねやのをいただくことができました。


2020年3月22日日曜日

高野山へ





 手話通訳者養成講座が修了したら高野山にお墓参りに行こう。ずっとそう思っていました。去年は講座と試験勉強と屋根の葺き替えで本当に余裕がなくて、とうとうお墓参りに行けずじまいだったのです。2月いっぱいで講座が終わるから、3月にお墓参りに行こう。4月になったら新年度で忙しくなり、また次の講座が始まって来年の春まで行けなくなってしまいます。

 コロナウイルス感染拡大を防ぐために、不要不急の外出は控えましょうと呼びかけられている中、切実な用事だから決行しようと決めました。もし感染の機会があるとしたら電車内です。マスクをきっちり着用して、なるべく不便で乗客の少ない車両を選んで乗りました。

 お墓参りをし、奥之院で水向地蔵で水塔婆供養をしました。塔婆を書いてもらう御供所では御朱印も授けているのですが、今日は甲子の日だったので、この日だけの大黒天の御朱印と通年の弘法大師の御朱印がいただけたようです。私は御朱印集めをしていないのですが、そんなめったにない巡り合わせの日だったら御朱印帳を持って行けばよかったと残念に思いました。

 それから御廟橋を渡り、燈籠堂へ。こちらでは読経供養をしてもらうことができます。一霊につき1万円からで、時間は1時間ほどとのこと。また、灯明供養というのもあり、こちらは一霊3日間1千円からでした。一度はちゃんと読経供養をお願いしたいと思っているのですが、命日もまだしばらく先なので、今日は灯明供養をしました。

 受付で申し込むと、お札とお線香がいただけました。


 1年半ぶりにやっとお墓参りに行くことができ、不思議とこれからも頑張ろうという気持ちになりました。前向きな力に満たされた感じです。


 高野山ケーブルは昨年の春から4代目ケーブルカーが運航しています。スマートな車体で、内装は木調で落ち着く雰囲気です。走行音はあまり変わりなくて懐かしい感じがしました。



 

2020年3月20日金曜日

春分の日、但馬はひんやり


  コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、不要不急の外出は控えましょうと言われているばかりか、この3連休に大阪と兵庫の往来は控えるようにという大阪府知事の呼びかけがあり物議をかもしています。

 それが果たして感染拡大を防ぐために有効なのか否か。正体がはっきりしないウイルスなので、余計に警戒して縮こまってしまいます。

 春のお彼岸で、実家の和田山のお墓参りに行こうと考えており、こんな時期だけど人混みに行くわけじゃないし、ローカル線の列車は空いているのだから、マスクをしていれば大丈夫だろうと決行しました。

 列車はいつもの休日と変わりないぐらい(結構遠出する人もいるんだ)で、ほとんどの人がマスクをしている以外は普段と同じ感じでホッとしました。

 和田山駅で、宝塚から福知山線、山陰線と乗り継いで来る宝塚の父と叔母と合流しました。85歳と82歳の兄妹が鈍行電車で3時間半もかけてお墓参りに来るのですから偉いものです。

 腰の痛い父と膝の痛い叔母が約1キロの道のりをゆっくり歩きます。冷たい風が吹き、まだ春浅い但馬路でした。

 父の腰痛はかなりひどかったらしく、「もう来られへんかなぁと思う」と弱気な言葉が出ました。聞けば数日前から急に痛み出したそうで、圧迫骨折かもしれないから病院に行くようにと強く勧めました。

 思っていたよりも早くお墓参りが済んで、和田山駅で二人と別れ帰路につきました。次男と二人、列車の中で父が買ってくれた駅弁を食べながらふと、この時間だったら竹田城に行けたんじゃないかなと思いましたが、途中下車したら切符がもったいないので諦めましたが残念なことをしました。

 いつも自分たちだけで行くと、つい家を出るのが遅くなります。今日は父たちの電車に合わせて頑張って早く家を出たので、案外あとの時間があるものだとわかりました。今度は竹田城もプランに入れてみたいです。

2020年3月15日日曜日

空は荒れ模様


 3月も半ば。この冬は本当に暖冬で春の訪れも早そうですが、昨日は冷たい雨が一日降り、今日は寒気が流れ込んで強い風が吹いています。

 写真はルピナス。ノボリフジとも言うそうで、マメ科の花が下から咲きます。農協の直売所で見掛けて買いました。

 
 職場では新年度に向けていろいろと動いています。大きいところでは席替えや書類棚の移動があります。これまで使用していた引き出しキャビネットが使えなくなるため、新たに何をどう収納するか考えてラベリングしなければなりません。また、相方が変わるので、新しく着任する人に業務のイロハを教えるための書類も作っています。

 半月ですべてできるかしら。かなり頑張らないといけません。

2020年3月14日土曜日

限りある時間


 先週受けた超音波内視鏡検査の結果をかかりつけの内科で聞きました。「検査お疲れ様でした。異常なしでしたね」とのこと。やれやれです。

 人生の残り時間が思ったよりも短いのか…。だとしたら、死ぬまでにしなけらばならないことは何かな。

 残り少ない時間を何に使うか。治療もあるし体調もどうなるか。そうなれば手話どころではない。それよりも大切なことがある。

 私自身は十分生きたし、今も日々一生懸命生きていて思い残しもないけれど、気になることと言えば子どものこと。私が死んだ後で、相談できる場所を作っておいてやりたい。

 手術や抗がん剤治療を受けても働き続けられるだろうか。仕事はぎりぎりまで続けたい。でも職場に迷惑をかけることになる。

 等々、いろいろと考えた約2か月間でした。

 もっとも、膵臓がんの疑いは晴れましたが、人生の残り時間に限りがあるというのは事実です。限りある時間をどう生きるのか。真摯に向き合わなければならない問いです。

 

思いがけず合格通知をいただきました


 12月に受けた手話通訳者全国統一試験。2007年に始まった試験で、手話通訳をする以上は最低合格していなくてはいけないものです。

 私はうつ病の療養が長引いてなかなか手話に復帰できない状況が続き、試験を受ける機会を逸して今まで来ました。

 そしてようやく今年度受験したのですが、3つの試験のうち1つを失敗したので、また次年度再受験しなければならないと思っていました。

 ところが、思いがけないことに合格証書が届いたのです。

 これでもう今年は試験を受けなくて済む…とホッとした半面、合格者は県の手話通訳センターに登録しなければならないので、強いプレッシャーを感じています。

 実際、平日は仕事があり、夜間や休日に手話通訳に行くほどの余力がない現状を考えると、登録を辞退した方がいいのか、それとも、登録はしても活動を休止するのか、どうしたらいいか考えあぐねます。

 そして手話通訳の勉強には限りがないので、新年度も体調の限界と闘いながら勉強には行かねばなりません。試験勉強がないだけ、去年よりは楽かもしれませんが。

 何はともあれ、基本の試験には合格したので、肩の荷が下りたのも事実です。もぐりの手話通訳者ではないというお墨付きをやっともらえたかな?

2020年3月8日日曜日

休日は休日で


土曜日は朝からちらし寿司を作り、掃除、買い物。ひなまつりのちらし寿し、今年はなかなかうまくできました。

 今日、日曜日は次男に起こされたのが9時半。久しぶりに朝寝坊をしました。昨夕から降り出した雨は起きる頃に止み、次第に青空が広がりました。午前中は粕汁を作ったり、昨日農協の直売所で買った野菜を下拵えしたりと台所仕事をし、午後散歩がてら龍野歴史文化資料館で開催中の『ひいなー龍野と京都の雛人形ー』展を見に行きました。

 新型コロナウイルスの影響で各地の施設が休館になっており、重要伝統的建造物保存地区に選定された町屋などに雛人形を飾って町歩きを楽しむ催しは中止になっています。 こちらもいつそうなるか分からないので急いで見てきました。江戸時代から明治時代の雛人形と雛道具はどれも立派で見ごたえがありました。

 龍野城の梅は白梅が咲き残っていました。




 金曜日に検査のために仕事を休みましたが、その日に人事異動の発表があったそうで、相方が一年でまた替わるようです。4月から新しい人と一からのスタートです。最初は一つ一つ教えていかなければならないので大変です。

 2月半ばから祝日や受診で毎週休みが入り、ずっと週4日しか働いてなくて、すごく体が楽だなぁと感じます。今週からは通常に戻るので、ついて行けるかちょっと心配です。

2020年3月6日金曜日

眠っているうちに


 人生初の胃カメラならぬ超音波内視鏡検査を受けてきました。

 検査の説明を読むと、検査に伴う考えられる限りのリスクが列記されており、それを理解したうえで同意書にサインをすることになっています。なるほど、そういうものなのねぇ。

 さすがに検査が気になっていたのか、朝方、検査用の太い管が苦もなくスルっとのどに入っていく夢を見ました。正夢だといいなと思いながら病院へ。

 検査の部屋に入ると、看護師さんが問診をし、横になって血圧を測るためにカフを巻かれ、耳には何か小さなクリップが留められました。点滴を打ち、酸素用の鼻カニュラとマウスピースを装着。準備ができたところで医師が入ってこられ、鎮静剤の投与が始まりました。

 と、覚えているのはそこまでで、看護師さんに声をかけられて気が付くと、検査はすでに終わっていました。少しのどに痛みがあるぐらいです。その後1時間ベッドで休み(熟睡)、今日は終わりでした。

 職場の健診でバリウム検査を受けない人は個人で胃カメラを飲んで報告しなけらばならず、どこの先生が上手だとか、ひどい目に遭っただとか、いろんな話が毎年飛び交います。今回は内視鏡にエコーがついた器具を入れる検査なので、普通の胃カメラより太いのかもとか想像して怖がっていました。

 実際眠っている間にすべてが終わってしまったので、どんなふうに検査が行われたのか全く分かりません。それにしても、侵襲の少ない検査方法だったと思います。

 結果はかかりつけの内科へ郵送され、そちらで聞いてくださいとのこと。現在新型コロナウイルス対応のために、医療機関の人手不足や感染症対策などあるせいかもしれませんが、私としても仕事を休んでまた行かなくて済むので助かります。

2020年3月1日日曜日

春の訪れ




 昨日今日と家事に精を出した休日です。

 昨日は一日シトシトと雨が降り、気温も上がらず。午前中は農協の直売所とスーパーに行き、午後は掃除をしました。 

 今日は一転して雲が多いながらも晴れ間もあって、春の気配を感じる暖かな日でした。早起きして子供会の廃品回収に新聞や段ボールを出し、シーツなども洗い、布団も干しました。昨日買ってきた野菜を料理し、夕食のおでんを仕込んで午前中が終わり、午後は散歩を兼ねてホームセンターへ買い物に。

 全体に冬枯れした感じですが、よく見ると春の野花が咲いていました。スミレのいい匂いがふわっと届きます。

 新型コロナウイルスの影響で外出は控える方がいいようですが、田舎なので人の少ない散歩道がいくらでもあります。学校がしばらくお休みになる子供たちも、ずっと家に閉じこもっているのでは健康にも悪いし精神衛生上も良くないだろうなぁ。外の空気を吸って土手を走り回ったりできるといいですね。


 先週、長丁場だった手話通訳者養成講座の修了式でした。仕事でくたくたに疲れた日など何回かお休みしつつも、無事に修了証書をいただくことができました。

 毎週の講座が総ての中心になってしまい、本当にしんどかったです。修了しても達成感がなく、終わった気もしないのは、勉強には終わりがないと身に沁みてわかっているからでしょう。でも、実は本当に最後の最後になって、ほんの少し手応えのようなものを感じていました。ほんの僅かの進歩があったのかもしれません。

 また次年度、次のステップの講座が始まります。もう二度と夜に勉強なんか行かないと思っているのに、受講するかしないか気持ちを決めかねています。