2017年12月10日日曜日

神戸の12月―メリケンパークからルミナリエへ

 今年最後の診察で神戸へ。といってもまだ12月上旬なので、一年の締めくくりというような話はせずじまいでした。手話の活動にはなかなか戻れなくて・・・仕事と手話の両立は無理という話をしました。

 診察後、メリケンパークへ。






 久しぶりの海は綺麗です。何かと話題の「目指せ!世界一のクリスマスツリーPROJECT」高さ30メートルの翌檜の木があります。いろんな人がいろんな気持ちをこの木に寄せています。私はこのプロジェクトを企画した西畠さんの考えも間違っていないと思います。翌檜は海風を受けてまっすぐに立っていました。

 メリケンパークでは第2回神戸ティーフェスティバルが開かれ、とても賑わっていました。ティーチケットを買い、リプトンのTEASITNGティースティングコーナーは1時間待ちだったので、ティーショップを回りました。その中の5店を選んで試飲ができます。

 英国王室御用達、老舗の紅茶専門店、セイロンティーのお店、日本の茶所の紅茶などなど、目移りする楽しさです。熱々の紅茶でお腹から温まりました。茶葉をたくさん買いたかったのですが、一つだけで我慢。

 改めてリプトンの列に並び、5種類のお茶をいただく頃、日も暮れてきました。


 メリケンパークを後にして、妹のおすすめのマレーシア料理のお店で家庭的なとってもおいしいカレーを食べ、ルミナリエへ向かいました。
  









  
 今年は神戸開港150年を記念してルミナリエもこれまでとは違った趣でした。これまでのイメージが過去を内包した現在だとすると、今年は未来を見つめる現在という感じがします。

 震災からの復興と震災で亡くなった人の鎮魂から始まったルミナリエ。東日本大震災後は互いの被災者の交流の場にもなりました。

 復興や鎮魂が表立って謳われなくなっても、一人ひとりの心の中でルミナリエに何を思うか、何を託すかは自由で、それでいいのではないかと思います。

 昨日は大変多くの人がルミナリエを訪れていました。生きている人が作品に驚き、弾んだ気持ちでルミナリエを見上げるとき、亡き人も喜び寄りそっているに違いありません。

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