昨日は6週間ぶりに神戸に行ってきました。通院のためです。緊急事態宣言が延長された今、電車に乗って出かけるのは避けたかったのですが、クリニックに問い合わせると電話での処方箋の発行はできないとのこと。通院間隔を延ばすために予備のお薬で間に合わせていたのですが、それも無くなるので行ってきました。
神戸阪急も大丸も東急ハンズもさんちかも閉まっていて、ぶらっとのぞきたい雑貨屋さんやお土産を買いたい和菓子屋さんもケーキ屋さんもどこも休業中です。寂しいけれども仕方ありません。
幸い寄りたかった時計屋さんは開いていました。電池交換をしてまだ数か月の腕時計が止まってしまったので、分解掃除をお願いしました。この時計をいつ買ったのかしらとあちこち探しまわってようやく保証書を見つけました。2000年7月4日にそごう神戸店で買った物でした。時期は記憶と一致していましたが、そごうではなく大丸だったと思い違いしていました。
20年の間、お出かけの時は必ずつけていて、汗で腐食したベルト(チェーン)を何年か前に取り換えてもらっています。分解掃除は初めてで、戻ってきたらまた長く大事にするつもりです。
20年物といえば、2011年に亡くなった母が漬けた梅酒が家にあります。母が亡くなった後、実家の台所の流しの下から梅酒の瓶が3つ出てきました。妹たちと一瓶ずつ分けて持ち帰りました。
妹に聞くと、漬けたのは2000年だそうです。今日は母の日。母を偲んで、お風呂上がりに少しいただきました。
2月に実家の天井裏に転がっていた妹のお人形を持ち帰り、連休中に顔やボディー、衣装を綺麗にしました。この子は妹と私がお揃いで母からクリスマスにもらったお人形です。私はもう人形遊びを卒業していたので、本棚に飾っていました。家を出る時も持ってきましたが、いつしかしまい込んでそのままになっていました。
リフォーム前にいろいろな物を処分した時に、だいぶん迷ったけれど、思い切って捨ててしまったのだと思います。その時には、汚れたお人形を綺麗にしてまた大事にそばに置ける日が来るなんて想像もできなかったのです。余裕のなさから深く考えることをやめ、手あたり次第処分してしまったことを後悔しました。
天井裏で妹の人形を見つけた時、即座に連れて帰ろうと思いました。うちの子はもういないけれど、この子はずっとこうして待っていたのです。
きっと母は、この子を見た時に気に入ってしまったのでしょう。それでもうお人形なんかに興味がなくなった年齢の私にプレゼントしてくれたんでしょう。母の思いがこもったお人形だった。リフォーム前の私に教えてやりたいです。
「その子はお母ちゃんの形見やで。リフォームが終わって落ち着いたら、お顔も体も洗ってやって、お洋服も洗濯する余裕ができるで。手放さずに置いとき」
お母ちゃんごめん…の、母の日でした。
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