2021年1月17日日曜日
阪神淡路大震災から26年
今日1月17日は26年前に阪神淡路大震災が起きた日です。今年はコロナの影響で追悼行事の規模縮小や見合わせなど、例年とは少し違った様子になりました。
私は朝5時46分にテレビの前で黙禱し、NHKやサンテレビの震災関連番組を見ながら震災に思いをはせる一日を過ごしました。
私は当時は播磨北西部の千種町に住んでおり、直接被災していません。宝塚の実家は家具が倒れ物が散乱したものの両親と妹にケガはなく、同じ市内の祖母と叔母も無事でした。
西宮の中の妹のアパートは倒壊。妹一家は海外にいたので無事でしたが、妹たちは一切の家財を失い、その後県が借り上げてみなし仮設とした京都府宇治市に転居しました。着の身着のままで入居した時に、多分市民からの寄付で最低限の家電などが準備されていましたが、家族3人に布団が一組しかなかったということです。
また母の叔母が西宮で亡くなっています。
テレビでは、「しあわせ運べるように」を作られた臼井真教諭が紹介されていました。例年であれば、12月の神戸ルミナリエや東遊園地で行われる神戸市主催の阪神淡路大震災1.17のつどいの会場で、臼井先生が指導指揮をとるしあわせを運ぶ合唱団(臼井先生の勤務される小学校の児童による)が「しあわせ運べるように」を歌っていますが、コロナ禍のために昨年のルミナリエは中止となり、今日のつどいでも合唱は行われませんでした。
そればかりか、昨年3月から続いた休校や、学校再開後も音楽の授業ができない、合唱は感染リスクがあるため出来なかったりして、ようやく昨年11月からしあわせ運べるようにの練習を始めても、声を出さず口パクで歌うしかなかったそうです。
校庭で前後左右2メートルの間隔をあけ、やっと声を出して練習ができるようになり、今日、「しあわせ運べるように」が最初に避難所で披露された旧吾妻小学校の校庭で、高羽小学校の子どもたちが歌っていました。震災を知らない子どもたちですが、思いを込めた歌声は今日の空に高く響き、多くの人に届いたと思います。
この「しあわせ運べるように」は神戸市の市歌になりました。臼井先生は今年3月で定年退職されます。
そして、王子動物園のパンダ、タンタン。震災後の神戸の子どもたちを元気づけようと中国から貸与されて20年、貸与期限が過ぎ返還が決まっていますが、コロナの影響でまだ期日が決まっていません。
最近王子動物園の公式ツイッターでタンタンの姿を見るのを楽しみにしています。飼育員さんがタンタンの写真や動画をアップされていて、タンタン愛にあふれるコメントも素敵です。
先日タンタンと飼育員さんの日常を追ったドキュメンタリーがNHKで放送されました。心を砕き心を込めてタンタンを支える姿や、タンタンが飼育員さんを信頼し指示に従う様子に涙が出そうになりました。このまま余生を王子動物園で過ごすことができればいいのに…。
飼育員さんやスタッフが撮ったタンタンの写真を集めたフェリシモの100枚便せんを注文していたのが届き、タンタンをよりいっそう身近に感じるこの頃です。暖かくなったらタンタンに会いに行きたいな。
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