2022年2月27日日曜日
春の足音が少し
今年の冬は寒い日が続き、春を告げる花もゆっくりしているようです。庭の福寿草がようやく咲きました。
先週の天皇誕生日はせっかくの休日だったのになんだか調子が上がらなくてゴロゴロと過ごしてしまいました。職場で仲良くしてもらっている同年代の二人が3月末で職場を去ることになり、もやもやしているからかもしれません。
我々はいくら一生懸命真面目に働いていても、たとえ10年20年と勤めていたとしても、都合で急に席がなくなり退職を余儀なくされる不安定なもの。職場にとっての損失すら考慮されない、理不尽な椅子取りゲームが当たり前の世界なんだという事実を突きつけられて、なんだか力が出なくなってしまいました。
二人とは65歳ぐらいになって「あの人たちいつまでいるんや」と言われるぐらいまで一緒に働くのだろうと思っていました。まさか私一人取り残されることになるなんて、考えもしませんでした。
今週中には相方の異動も発表になるでしょう。相方は遠方から通勤しており、家族の介護もしている人なので、できれば近いところに変わりたいはずです。彼のためにはその方がいい。後任はどんな人か、できれば彼のような真面目で柔軟性のある人がいいなと思っています。
フィギュアスケートりくりゅうペアに魅了される
コロナや国際情勢の緊迫で単純に楽しめない状況の中開催された北京オリンピック。昨夏の東京オリンピックに続いて選手も大きな負担を強いられたと思いますが、競技に向き合う選手の熱をテレビ画面から感じていました。
オリンピックは夏季大会よりも冬季大会の方が好きというのは、1973年の札幌オリンピックの記憶があるからかもしれません。その頃面白かったのはスキージャンプとアイスホッケーでした。
それから、フィギュアスケートにあこがれて、祖父母の家の広い板の間で靴下で滑ってくるくる回ったり演技の真似をして遊びました。
今も一番気になるのはフィギュアスケートで、中でも平昌オリンピックに初出場し6位入賞した坂本花織! その時の伸びやかな演技に魅了され、その後注目してきました。彼女は地元神戸っ子でもあります。
坂本選手は豊かな表現力や高い技術に定評があります。今回のオリンピックでは4回転ジャンプを完璧に決めてくるロシアオリンピック委員会の選手と戦うにあたって、高得点の得られる難易度の高いジャンプを選択せず、確実に飛んでさらに出来栄点を積み上げられるジャンプや、美しいスピン、難しく魅力的なステップ、曲の世界観を全身で表現する演技で勝負しました。結果見事銅メダルを獲得。ドキドキしながらテレビを見ていた私も思わずガッツポーズ、そして涙でした。
北京オリンピック フィギュアスケート女子シングル SP 坂本花織 (NHK)
北京オリンピック フィギュアスケート女子シングル FS 坂本花織 (NHK)
解説は大好きなスケーターでバンクーバーとソチオリンピック代表の鈴木明子さんが担当されていました。それもうれしかったです。
そして、個人戦に先駆けて行われた団体戦で日本チームのメダル獲得に貢献したのが三浦璃来・木原龍一のりくりゅうペア。団体戦の演技を見てその生き生きした演技に心惹かれました。今まであまり注目されていなかったペアの競技ですが、今回はゴールデンタイムに中継があり、録画の準備もしてスタンバイ。SPはジャンプに一つミスが出たものの、日本選手で初めてフリーに進出し、フリーでは自己最高を更新する会心の演技で最高位の7位入賞となりました。
ペアの演技ってこんなに素敵なんだって初めて思いました。ふと、槇村さとるの「愛のアランフェス」をもう一度読みたいな~と思いました。リフォームのどさくさで手放してしまったのを後悔しています。
りくりゅうペアの演技をぜひ見てください。
北京オリンピック フィギュアスケートペア SP 三浦璃来・木原龍一 (NHK)
北京オリンピック フィギュアスケートペア FS 三浦璃来・木原龍一 (NHK)
2022年2月13日日曜日
雛の掛け軸
私が小さいとき、雛祭りにはこの掛け軸と古いお雛様を飾っていました。お雛様は父方の祖母が持っていたもので、掛け軸は母の実家から贈られたものだと思います。
古い掛け軸があるだけで奥ゆかしい雰囲気になるから不思議です。
玄関や箪笥の上も賑やかに。