コロナや国際情勢の緊迫で単純に楽しめない状況の中開催された北京オリンピック。昨夏の東京オリンピックに続いて選手も大きな負担を強いられたと思いますが、競技に向き合う選手の熱をテレビ画面から感じていました。
オリンピックは夏季大会よりも冬季大会の方が好きというのは、1973年の札幌オリンピックの記憶があるからかもしれません。その頃面白かったのはスキージャンプとアイスホッケーでした。
それから、フィギュアスケートにあこがれて、祖父母の家の広い板の間で靴下で滑ってくるくる回ったり演技の真似をして遊びました。
今も一番気になるのはフィギュアスケートで、中でも平昌オリンピックに初出場し6位入賞した坂本花織! その時の伸びやかな演技に魅了され、その後注目してきました。彼女は地元神戸っ子でもあります。
坂本選手は豊かな表現力や高い技術に定評があります。今回のオリンピックでは4回転ジャンプを完璧に決めてくるロシアオリンピック委員会の選手と戦うにあたって、高得点の得られる難易度の高いジャンプを選択せず、確実に飛んでさらに出来栄点を積み上げられるジャンプや、美しいスピン、難しく魅力的なステップ、曲の世界観を全身で表現する演技で勝負しました。結果見事銅メダルを獲得。ドキドキしながらテレビを見ていた私も思わずガッツポーズ、そして涙でした。
北京オリンピック フィギュアスケート女子シングル SP 坂本花織 (NHK)
北京オリンピック フィギュアスケート女子シングル FS 坂本花織 (NHK)
解説は大好きなスケーターでバンクーバーとソチオリンピック代表の鈴木明子さんが担当されていました。それもうれしかったです。
そして、個人戦に先駆けて行われた団体戦で日本チームのメダル獲得に貢献したのが三浦璃来・木原龍一のりくりゅうペア。団体戦の演技を見てその生き生きした演技に心惹かれました。今まであまり注目されていなかったペアの競技ですが、今回はゴールデンタイムに中継があり、録画の準備もしてスタンバイ。SPはジャンプに一つミスが出たものの、日本選手で初めてフリーに進出し、フリーでは自己最高を更新する会心の演技で最高位の7位入賞となりました。
ペアの演技ってこんなに素敵なんだって初めて思いました。ふと、槇村さとるの「愛のアランフェス」をもう一度読みたいな~と思いました。リフォームのどさくさで手放してしまったのを後悔しています。
りくりゅうペアの演技をぜひ見てください。
北京オリンピック フィギュアスケートペア SP 三浦璃来・木原龍一 (NHK)
北京オリンピック フィギュアスケートペア FS 三浦璃来・木原龍一 (NHK)
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