2021年12月8日水曜日

父帰る

  実家がようやく新築なり、妹たちの奮闘で荷物の運び込みや荷解きがほぼ終わって、父が無事帰還を果たしました。我が家に来て7か月。慣れない場所での仮住まいに高齢の父が耐えられるかと皆が心配していましたが、日々退屈そうにはしながらも、ご飯をしっかり食べ、日課のように自転車で出かけ、元気で過ごしてくれました。いろいろと言いたいことはいっぱいあったでしょうが、よくうちにいてくれたと思います。とにかく生きて帰すことができて私としては大役を果たした安堵で一杯です。

 前の実家は私が3歳の時に父が建てた家でした。昭和の家が令和の家に。妹たちのこだわりが詰まった家を見に、父の引っ越しについて行きました。父の部屋と妹の部屋にLDKとロフトのこじんまりとした平屋建てですが、床暖房でぽかぽかと温かく、大きな窓から陽射しが入り、広いウッドデッキにはいろんな楽しみがありそうです。キッチンも広々として、日々の料理や後片付けも苦にならないのではないかな。

 本当に素敵な家ができました。

 父の荷物は父の部屋の物入と庭の物置の中に納まりました。とにかくやたらとモノが多かったので、部屋に入りきらない(部屋がモノだらけ)のではと危惧していましたが、前の家をたたむ際に妹たちが強制的にいろいろと処分したおかげで、ちゃんと寝起きできるようになっていました、まあこれからも父はモノを増やすでしょうから、油断できませんが。

 実家から帰って暮れ方に駅に着くと、駅前に電飾が。数日後には公園の機関車にも電飾が。もうすっかり冬です。



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