今年最後の診察はごく手短に、大掃除を頑張っていることなど話して終わり、その後映画を見てきました。
『
この世界の片隅に』
こうの史代の原作漫画をアニメーション映画化した作品です。太平洋戦争中に広島から呉に嫁いだすずさんの日常が日記のように描かれています。誰もが厳しい人生を歩まざるを得なかった時代にあっても、日々の暮らしは途切れることなく続いていきます。笑いも、愛情も、せつない思い出も、当たり前にそこにはあります。それだけに大切なものを理不尽に奪われる悲しみと憤りもまた鮮烈です。
戦時中が舞台だからと身構えないで、ぜひ映画館に足を運んでみてください。すずさんや周りの人々が愛おしく思えてきます。もう一度見たいと思う映画です。
こうの史代の原作漫画も とても良いですよ。
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