2022年8月28日日曜日

秋が来た

 セミの鳴き声が聞かれなくなり、1週間ほど前から日が暮れると虫の音がにぎやかになりました。

 昨日まで蒸し暑い夏だったのに、今日はカラッと爽やかな秋の空気に変わりました。

 おばあちゃん(夫の母・97歳)は6月にがんが見つかってから特養で看取り介護を受けています。血中酸素濃度が次第に下がっているので、酸素吸入だけしています。食事もとれなくなり、水分摂取も減っています。

 施設はコロナ感染防止のため原則面会はできませんが、看取り期になって一日10分だけ居室での面会ができるようになりました。夫は実家に詰めて毎日会いに行っています。ほとんど眠っているし、目を覚ましている時声をかけてもきょとんとしているそうですが、直接会えて手を握ったりできることで目に見えない何かが交流しているのではないかと思います。

 がんが暴れている様子はなく、老衰なんだろうなと思います。

2022年8月13日土曜日

観光列車『うみやまむすび』で和田山へ


 今日は次男と和田山へ実家のお墓参りに行きました。寺前発和田山行の普通列車に乗り換えると、いつもは旧型のディーゼルカーの1両編成なのですが、キラッキラの車両が連結していました。これホンマに和田山行だよね?とちょっとドキドキ。

 運行日なども公開されていないらしい観光列車『うみやまむすび』に偶然乗車できたのです。


 
 片側の席が広い窓に向いた3人掛けになっています。豊岡の杞柳細工の展示もありました。この席に座ると、いつもなら居眠りして過ごす道中が素敵な旅に変わる不思議。ほんと楽しかったです。




 今日は不安定なお天気でいつ雨が降るか分からない予報だったので、頑張って7時前に家を出て向かいました。お墓の掃除をしている間、ずっと容赦ない夏の太陽が照り付けていて、汗が滝のように流れ熱中症になりかけました。数年前まではお盆のお墓参りは奈良の叔父夫婦が担っていました。車で移動とはいえ時間もかかるし、70代の叔父達には大変だっただろうなと思います。

 我々が撤収した後、和田山は時間10ミリほどの強い雨が降ったようです。早く行って良かった~。

2022年8月7日日曜日

姫路市美術館へ

 海の日の3連休の一日、姫路市美術館へ『野田弘志ー真理のリアリズム』展を観に行きました。野田弘志はリアリズム絵画を代表する一人で、私は新聞小説「湿原」(加賀乙彦)の挿絵(1983年~1984年)をずっと見ていて知っていました。多分その頃に雑誌か何かに載った少女の絵を切り抜いて取っていたのも野田弘志の作品だったのではと思いますが、失くしてしまって確かめることはできなせん。

 この展覧会では「湿原」の挿絵が154点、所在が分かっているすべて展示してありました。鉛筆書きのそのほとんどがとても小さな絵でした。丹念に見ていくと時間がいくらあっても足りないほどでした。

 また大きなカンヴァスに描かれた油彩の美しさにも見入りました。身を置きたいような風景。生命力を強く感じる人物や生物など。本当に閉館時間になってしまい、最後駆け足になって残念でした。



 姫路市美術館は煉瓦造りの建物が美しく、彫刻を配した前庭も広々として気持ちのいい空間です。その庭園で『庭園アートプロジェクト 中谷芙二子《霧の彫刻#47769白鷺が飛ぶ》』が開催されています。人工的に発生させた霧が風に吹かれて流れ、幻想的な風景が出現します。

 霧の彫刻は来年3月12日までの開館日に発生するとのこと、機会があればまた行ってみたいです。

クマゼミ大合唱


 去年と一昨年、我が家の庭ではセミの鳴き声がほとんど聞かれませんでした。思い当たるのは数年前にリフォームをしたことぐらい。庭は別にさわっていないけれど、何かセミの産卵を妨げるような要因があったのかなぁ・・・と話していました。正直、毎朝ギャンギャン鳴くクマゼミの声は相当うるさくて、それが聞こえなくてヤレヤレという反面、セミに嫌われたようで寂しくもありました。

 それなのに、今年はまた遠慮なしにクマゼミが大合唱しています。時計が分かるのかと思うほど毎朝決まった時間に鳴き始めます。窓を開けているとキッチンタイマーの音や体温計の音など全く聞こえません。

 私が子どもの頃、セミと言えばミンミンゼミやツクツクホウシやニイニイゼミでした。夕方にはカナカナが鳴いて涼を感じたものです。田舎のおばあちゃん家で叔父さんとセミ捕りをした時、めったにいないクマゼミが鳴くと叔父さんは目の色を変えて張り切り、見事捕まえて見せてくれたものです。それくらい珍しかったし、ほかのセミより大きなクマゼミはセミの王様のようでした。

 それなのに今や都会でも田舎でもクマゼミばかりがうるさく鳴き、他のセミは一体どこへ行ってしまったのやら。

ヤモヤモ


 台所の窓にヤモリが住み着いています。しかも3匹も。勝手口に外灯がついているので小さな虫が集まってくるのでしょう。ヤモさん入れ食い状態です。

 窓の内側から観察すると、吸盤のついた小さな手足やひくひくするお腹が可愛いです。朝勝手口を開けると、扉の上にいたと思われるヤモリがたまに頭の上に落ちてきます。それ以外は日中どこにいるのか分かりません。

 庭ではよくカナヘビを見かけます。チョロチョロッと石の上や時にはウッドデッキを走っています。カナヘビはつぶらな目が何とも言えず可愛い。自然豊かな住まいです。

3年ぶりの花火大会



 コロナ禍で昨年一昨年と開催されなかった花火大会が今年はありました。例年ならステージで関連イベントが行われるなど華やかな一夜なのですが、今年は一切なしで、感染拡大防止のため遠くからでも見られるよう打ち上げ花火のみのプログラムでした。

 いつもの河原でレジャーシートを敷いて観覧。3年ぶりなのでいつもより大勢の人が見に来ているような気がしました。アナウンスなども特になくただ次々と花火が上がるのは独特の雰囲気でした。

 昨年一昨年とシークレット花火が何度かあり、たまたま見ることができた時は嬉しかったです。来年こそは憂いなく花火を楽しめるといいですね。