2018年10月23日火曜日

上野天神祭1

 三重県伊賀市の上野天神祭は、400年の歴史がある祭礼です。10月25日を本祭として続いてきましたが、祭を担う人手不足などにより、去年から25日の直近の日曜日に神幸祭(本祭)を行い、金曜日に宵山、土曜日に足揃えの儀・宵山を執り行っています。

 祭り町は伊賀上野城下の楼車(だんじり)を出すだんじり町九町と、鬼行列を出す鬼町四町で構成されています。金曜日には午後からだんじりが各町に展示され、夜には提灯で飾られます。土曜日は午後、鬼行列が町を練り歩き、だんじりが曳航されます。また夜には提灯にろうそくの灯りがともっただんじりが上野天神宮へ向かいます。日曜日の神幸祭は、神輿・鬼行列・だんじりが一日城下町を巡行し、見る人を幽玄の世界に誘います。

 上野天神祭は2002年に国の重要無形民俗文化財に指定され、また2016年に他の33件のお祭りとともに、「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。

 今年は10月19日・20日・21日の3日間にわたって行われた上野天神祭、21日の神幸祭に行きました。

 午後の巡行が始まる前、休憩中のしるしとだんじりを見学。

上野天神宮(菅原神社)

 
四番魚町のしるし 琴高仙人と
だんじり 紫鱗

紫鱗

五番小玉町のだんじり 小蓑山

小蓑山の胴幕

六番中町のだんじり 其神山・葵鉾

七番向島町のだんじり 鉄英剣鉾

八番新町のしるし 白楽天と
だんじり 薙刀鉾

薙刀鉾

九番東町のだんじり 桐本

一番福居町のだんじり 三明
(後ろから)

福居町のしるし 三明幟山
幟の文字は松尾芭蕉の筆と伝わる

二番鍛冶町のしるし 月鉾と
だんじり 二東

三番西町のだんじり 花冠

花冠の見送幕

西町集議所

小蓑山のだんじり蔵

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