念願の、映画『男はつらいよ お帰り寅さん』を見てきました。
『男はつらいよ』シリーズ誕生から50年目にして、22年ぶりの新作、シリーズ50作目の作品です。
この22年の間に、おいちゃんとおばちゃんは亡くなり、草団子屋だったくるまやはカフェに。一番変わったのは寅さんの妹・さくらと博夫婦の息子の満男で、サラリーマンを辞めて作家デビューし、結婚して高校生の娘がいて、6年前に妻を亡くして一人でその子を育てています。
さくらたちは「お兄ちゃんがいつ帰って来てもいいように」と2階の部屋をいつも掃除しています。その部屋は、かつて寅さんが旅先で知り合って恋をしたマドンナたちが、くるまや(とらや)を訪ねて来て、泊まった部屋でもあります。
さくらや満男たちは長い間帰って来ていない寅さんとの思い出を大事にし、折に触れ語り合って懐かしんでいます。寅さんはいつも家族の中にいて、今も長い旅の途中なのです。
懐かしくてあたたかくて面白くて、胸がいっぱいになって涙が出る、素敵な映画でした。
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